
先日の木部保全技術の実演会で施工した、各メーカーの塗料が塗られた板(スギ、ヒノキ、トガ、マツ)をスノコ状にし、庭に立て掛けました。
この状態で5年ほど経過を見ていこうと思います。
実際の塗料の耐候性を調べる実験では、南向きナナメ45°というきまりがあるとのことですが、今回は、それほど庭のスペースも無く(きっと日本の殆どの住宅が、同じような状況の庭であるはず!!)、北向き90°の状態での実験です。
北向き、ということで、防カビ性なども見ていけると思います。


所属している、都市保全の社団法人(AUR)で、木部の塗装の経過を観察していこう!という企画をしました。
その名も「5年後の私たちのために」。
雪の降る中(塗装の施工条件としては、殆どサイアク!!)、4種類の塗装を塗り分けました(ナノコンウッズ、オスモカラー、キシラデコール、クリスタルストーン)。
自然有機系塗料、新技術の無機系塗料と、バリエーションは色々です。
今回の企画は、塗装番付ではありません!!
あくまでも、その塗料の経過していく特色をみていこう!というものです。
全然変わらないのか?それとも、アンティーク風になっていくのか?
いつまでも変わらなく美しい木製の塀を要望されることもありますし、反対に、年数を感じられるものをお望みのこともあります。
または、最初の施工性の良さなどが追求される現場もあります。
求められることは様々なので、その時に一番良いと思われる商品を見つけてご提案していかなくてはなりません。
そのための企画です。
5年後・・・・。
今回施工した木塀も変わっているでしょうね・・・・。
きっと、社会も変わっている。そして、参加した私たちも・・・?
美しく変わっているかしらん??(これは私の要望)
本当に寒い中、笑顔でご協力頂きました、メーカーの皆様、代理店の皆様、本当にありがとうございました。
1年後、2年後の様子をアップしてきます!お楽しみに!!