
天井そのまま残しました!細かい竹をしっくいで固めて形造ったところに、春画の描いた2枚貝を埋め込んだ、本当に重要文化財クラスの天井。
工事中も、雨にひやひや、風にあたふたの連続でしたが、出来てみて、「あ〜、残して本当によかった〜」と感激でした。
ホント必見っすよ。
嵐山中之島の「遊月亭」へお越しの際は、必ず、奥の座敷に上がって下さい!!


温故知新の改修工事。未完の部分もありますが、桜の季節に便乗して、堂々のオープンです!
以前の細やかでセンスあふれる天井細工(実は先代がひとつひとつデザインされていた!)も残して、新しい構造の中に組み込まれています。
時代が変われど、良いものはいい!
しっかり存在感を示しながらも全体になじんでいます!!

全くの新築・・・、といっても、ちゃ〜んと古い細工の天井は残しております。
この、貝殻のはめ込んである天井。
虫にも食われず、少々の雨風にも負けず、約90年近くの時を経て、いざ、新しい木材に囲まれて、その存在感で他を圧倒させています。
他にも、残している部材は数知れず。
歴史を感じるモノ達は、やっぱり、スゴイ。

久しぶりに(なんて言っていてはいけないのですが・・・)嵐山の現場に行けました。
ここんとこ、なんだかんだあって、ちょっと足が遠のいておりました。(反省)
そしたら・・・
出来てる出来てる。
はやい!はやい!
すっかり、元の形は消え失せ、すっかり新築状態の建物に生まれ変わっておりました!!
いやあ、危なかった。もう少し遠のいていたら、まったくの用足らずで終わるところだった・・・。
言ってよぉ〜ん、現場かんとくさ〜ん!!
とにもかくにも、現場は良い方向に進んでおりました。(えっ、私がいないほうがいいのかも??って?)
桜の季節には、この部屋で宴会が開かれることでしょう!